男性ブランコ コントライブ「トコトコGOGOタツノオトシGO」を観ました

面白かったです!あんまり大胆にネタバレしないよう気を付けながら感想とか少し。

・ブティック
平井さんの女装は妙に妖艶な女性に見えるのですごいな、、と思います。華奢だからでしょうか。また、取ってつけたような浦井さんのおひげがチャーミングでした。
「いもいも(妹のこと)」「涙サーバー」「金だらけ」などなど今回も平井さんの不思議ワードたちが炸裂していました。
このコント、ドラマチックで好きです。男性ブランコのコントはどれもドラマチックですが。

・ホットドッグ
困った友達だ!こういう個性的な感覚の持ち主が友達だったらどうだろうと思いました。でも結局楽しいのかな。こういう奴、大学とかにいたような気がします。男性ブランコの描く友情は変だけどどこかリアルです。

・おじピク
おじさんたちのピクニック。おじさんが無邪気に喜んだり悲しんだりしている様子に胸を打たれました。おじさんにだって色鮮やかな感情がある。そのことを忘れてはいけないと思いました。LINEのQRコードを出す側と読み取る側で小さく揉めること、ありますよね。

・魔法の角砂糖
こういう、おまじないの気持ちで何か食べることってあるなぁと思いながら徐々に狂っていく展開を見つめていました。喫茶店のマスター、とてもいい人。

・家電探し
大型家電量販店にて、ある理由で家電探しが困難なお客さんとそれにとことん付き合う気になった店員さん。ベーシックなコントという感じの作りでしたが、男性ブランコらしい上品なイカれ具合が相まって見ごたえがありました。

・ヒーロー
やさしい世界。自分のタイミングでね。

配信延長中とのことですので、もし良かったら観てみてくださいナ。
コントの合間に流れるファミコンみたいな映像がとてもかわいかったです。

男性ブランコを好きになってしまいました

5月21日、男性ブランコのコントライブ「エドガーラビット」をライブ配信で観ました。じわっと、ふんわり、面白くてとても良い時間でした。

公演後、ツイッターでも特に話題になっていたのが「引っ越しの挨拶」というコントだったのですが、後で男性ブランコのYouTubeチャンネルで彼らのコントをいくつか見て、「引っ越しの挨拶」は男性ブランコらしさがよく出ているお話だったなと思いました。ある日スミダさんの部屋の隣にマカベさんというクセの強い人が引っ越してきて、マカベさんはスミダさんに引っ越しの挨拶をするのだけれど……?というお話で(今後どこかでまた見られるネタかもしれませんのでネタバレは控えます!ぜひ見てください!)、私はマカベさんの「このマカベ」という一人称がすごく好きでした。クセはすごいけど心に余裕のある人に見えて好感が持てる、なんか好きなタイプの人だ……と思いました。少しその辺を歩きましょうと初対面のスミダさんを誘って散歩に行くマカベさん、自販機アイスが好きでスミダさんにもおごってあげて一緒にアイスを味わいながら歩くマカベさん、「ちょいミス」「くちピンポン」などワードセンスが独特なマカベさん。好きだ。気が付けばスミダさんはマカベさんのことをなんだか好きになっていました。うんうん、分かります。観客のみんながマカベさんのことを好きになった、そんなコントだったと思います。見ていて染み入るものがありました。きっと染みたのは愛だと思います。

他のコントでも「軽しもべ重パシリ」などのいいワードが飛び出してきて、くせになる面白さでした。おぉ……こんなに面白いコンビをなんでもっと早くから追いかけてこなかったのだろう!と悔やむ気持ちも少しはあるのですが、それよりも男性ブランコという二人を知れたこと、お笑いのライブを見たのは男性ブランコが初めてだったこと、二人のコントはとっても面白くて優しくて愛があるって分かったことの喜びと幸せの方が断然大きいです。

そもそもコントライブを配信で観てみようと思ったきっかけは、いつも髪を切ったり染めたりしてくれる美容師さんがお笑いファンで、私も好きなお笑い芸人さんがいるということで施術中によくお笑いの話をしてくれるのですが、テレビでネタを見るのもYouTubeチャンネルを見るのもいいけれどやっぱライブは観てほしい、生は全然違うから、まずは配信からでも!と強くオススメされたことでした。お笑いに関してはその美容師さんを全面的に信頼しているので、素直に配信のチケットを買ってみることにしました。もし近々、大好きなすゑひろがりずのライブがあれば……などと最初は考えていたのですが、最近テレビでよく見る男性ブランコが実はちょっと気になる……浦井さんはすゑひろがりず局番(すゑ様のYouTubeチャンネル)の熱心な視聴者だという話だし、何かちょっとつながりを感じる……ちょうどもうすぐコントライブがあるみたいだし、配信のチケット……買っちゃおっかな?という思考になって私の初めてのお笑いライブ観賞は男性ブランコに決まりました。(その後、すゑ様のライブの見逃し配信期間が延長となったことですゑひろがりずの配信チケットも入手することができました。あなめでたや。)

本当に運が良かった、いい選択をした、美容師さんにも感謝、という気持ちです。コントライブを観て、テレビでも二人の活躍を見て、YouTubeチャンネルも見て、気が付けば男性ブランコのことがとても好きになっていました。男性ブランコのコントは愛です。男性ブランコのコントを面白いと感じる人は人間を愛する気持ちをちゃんと持っていて、その愛が胸の中であたたかく光っている人だと思います。

何となく青春の匂いというか、学生演劇の雰囲気を感じるなぁと思っていたのですが、実際にお二人は大学時代に演劇サークルに入っていたそうです。そういう匂いもたまらなくイイなと思います。また平井さんは私と地元が近くて、あの重たい雪の感じ、閉鎖的な田舎の空気、きれいだとは思うけれどどこか憂鬱な田園風景、などの記憶をもしかしたら共通して持っているかもしれず、あぁ!という気持ちになります。平井さんの出身高校と言えば、剣道部にNさんという強い選手がいて練習試合などではいつもバチボコにやられていました私。(妙なことまで思い出しちゃった。)

男性ブランコの6月のコントライブも配信チケット購入済みです。なかなか東京までは行けず、地方から応援という形になりますが、今後も楽しく観て笑って、またほんわりした気持ちを味わおうと思います。ありがとう、これからもよろしく男性ブランコ。

映画の感想「ナイルの娘」

書きたいことが色々ありすぎて何のことを書けばいいやら。
映画とかドラマ、舞台の感想などをツイッターで簡単にメモしているので新しいものをちょっとご紹介です。

「ナイルの娘」という映画を先日Huluで見ました。80年代ファッションが今見るとかえってお洒落っぽい。お話は実を言うとそれほど面白くはなかったです。楊林(ヤン・リン)というアイドル歌手を主役にしたアイドル映画のようなんですけれど、それにしてはリンちゃんの役どころが渋いというか地味というか。リンちゃんの可愛さを前面に押し出してファンをキュンキュンさせちゃうぞ!みたいなことは特になかったです。「ナイルの娘」という漫画に夢中な主人公シャオヤン(ヤン・リン)、その兄は泥棒で金を稼いでいる。兄の友達のサンにシャオヤンは惹かれていて、でも色々うまくいかん。というお話。シャオヤンとその学友たちはKFCでアルバイトをしているんですけど、そこの制服がすっごく可愛いんですよね。フェミニンなブラウスにスカート(ワンピースだったかも?)、かわいらしいエプロンで、これは”映える”わ!と思いました。

“映える”場面が多い映画です。ネオンの光る夜の街や夜間学校のくたびれた建物、学校の仲間たちとみんなで海に行って砂浜で焚火を囲みながらしんみりと夜を過ごす。雨上がりの道をバイクで走るとか(カッコイイ)。シャオヤンの家でのファッションが肩出しTシャツにタンクトップとショートパンツ、ていうラフなスタイルでこれがまたお洒落なんです。カーリーでボリュームのある髪を簡単にポニーテールにしていてそれもかわゆい。はっ……!?全体的に地味な役どころだったリンちゃんの可愛さが結果的ににじみ出ている映画ってこと……?

話は面白くなかったとか言いながら、映画の雰囲気はなんとも言えぬ良さがあり、印象的だったシーンをよく思い出して浸っています。